ライト・[イン]サイト -拡張する光、変容する知覚

今年の風邪はたちが悪い様で、この2週間はぐったり気味でした。
最初は早くも花粉症か? などと思っていたら、ある日に急に喉が痛くなり
翌日はもう立ち上がれない有様で散々でした。
相変わらず鼻水が止まらない今日この頃ですが、なんとか落ち着いた様で
一安心。

で、風邪のせいで延期に次ぐ延期になっていた、
「ライト・[イン]サイト -拡張する光、変容する知覚」展
にようやく行ってくる。

Light in Sight

もうタイトルだけでも気になって仕方なかったのですが、実際に
見てみると予想以上に面白かった。
ストロボで自分の影が壁に焼き付けられるやつとか、目の網膜に光を当てて
文字の残像を残すやつとかが特に印象的でした。
あとアンソニー・マッコールって人の作品で、微細なミストに円錐状の光を
プロジェクターで投影して、光の中に入り込んだ様な錯覚になるもの。
うねうねしてて、それはそれは幻想的でした。

Light in Sight 02

結構色々と見て¥500は安いなぁと感じる。
NTTのインターコミュニケーション・センター常設?の作品群も
楽しい。土曜に行ったので、人が多かったのが少々残念であった。

それから最近、ついにと云うか攻殻機動隊にハマっとります。
リアルタイムではエヴァンゲリオンと共に、完全に敬遠していたのですが、
何年か前にエヴァンゲリオン見てから、この手のものに対しての免疫が
できたのか、晴れて鑑賞させていただく事に。

劇場版”GHOST IN THE SHELL“と”イノセンス“を見た後、
TVシリーズの”攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX“を見終わったところ。
かなり面白い。色んな映画のオマージュ的なものも多い気もするけれども、
笑い男の話なんかはよくできてますね。なんでもっと早くに見とかなかったの
だろうと思ったりする。
草薙素子のコスチュームだけは未だに???な感じではあるけれど。

The Laughing Man

そんな今日この頃。

Jim Lambie Unknown Pleasures

Jim Lambie Unknown Pleasures

原美術館にて『ジム・ランビー アンノウン プレジャーズ』展をみて来ました。
Teenage Fanclubの前身バンドのメンバーだったのだそう。
タイトルもJoy Divisionのソレといかにも音楽好きな感じで、行く前から
興味津々でした。

おまけにPrimal Screamのアルバムジャケットなんかも手がけているみたいですね。

何ともストライプ状に床一面に張り巡らされたテープにめまいを起こしつつ、
次第に空間が歪んでいく様なサイケな気分になってきたりする。
テープを貼るだけでこれだけの物が作れるのである。アイデアと云うもんは凄い。
若干、エヴァンゲリオンに出てくる使徒を連想してしまったけれども。

床の所々に置かれたコンクリートに埋め込まれたアナログをまじまじ見ると、
それはそれは色々とありました。『2001年宇宙の旅』も発見。

原美術館の雰囲気とも合って、なかなかお洒落な感じではあったが、少々
閑散としてボリュームの少なさを感じなくもない。もっと他の作品も見たかった。

帰りは品川駅前のアンナミラーズにてTwin Peaksのクーパー捜査官よろしく
チェリーパイを食して帰る。

Cherry Pie

そんな今日この頃。

iPhone!!

iPhone

念願のiPhone 16GB(黒)をついに入手しました。
ずっとNOKIAのオンボロ702NKで凌いできたんですが、
年も変わった事だし、一括で払わなくても良いみたいだしって事で
よーやくのゲット。

それにしても、もともと携帯は多様しないのではあるが、iPhoneは
暇つぶしに最適な無駄アプリが山ほどある。多分、3日くらいで飽きちゃいそう
なのだが、いまのところは振ったりなんだりして楽しんでいます。
ライトセーバーのやつとかにはまっとります。

結局、パケット代とられちゃうのは何となく馬鹿らしいので、程々には
してますが、今から請求がいささか怖い。
メールの概念も携帯とは違うみたいなんで慣れるのに時間がかかりそう。

とにもかくにもしばらくは遊び倒そうと思う今日この頃。

Paranoid Park

明けましておめでとうございます。

何だか年末年始と買い物ばかりしている今日この頃。
テレビを眺めているとABC MARTのCMばかりやっていたので、
触発されて金ないながらに買っちゃいました。
普段はレザーの黒白のみでローテーションなんですが、今年は
気分を変えて、ALL STARの真っ黒のやつを購入。
実に十何年ぶりのキャンバスはとにかく柔らかい。
レザー慣れした足に優しい感触でキャンバスもやっぱり良いなと
思ったりする。

で、年明け一発目に観た映画はガス・ヴァン・サントの
パラノイドパーク

Paranoid Park

公開当時は極貧の為、観に行く事ができなかった今作だが、レンタル屋で
一週間レンタルになっていたので満を持してようやくである。

なんかこう、全体的にこの美少年のフワフワした感情をうまく具現化して
いると云った印象である。
Small SailsのEthan Roseによるサウンドトラック
そのフワフワした映像に実によく合っていて、パラノイドパークを縦横無尽に滑り行く
スケーター達の映像がなんだかとってもサイケな映像を見ている様でなんとも心地が
良い。
スケーターとサイケってなかなか結びつかないんですが、そこらへんは
ガス・ヴァン・サントの手腕ってとこなんでしょうね。
どっかの批評で受け手に委ねる映画だなんて書いてあったけれども、
どうなんでしょう? 別に委ねてはいない感じがするのだが。
映画に対して解決を求めちゃうとそう云う事になるんでしょうね、
この映画の場合、解決なんて言葉は皆無な訳で。
そもそもが少年の誰にも云えない辛い経験を文章にして心の荷を
少しでも軽くするって映画だと思うので、そう云う意味でしっかり
完結はされていると思うのである。

それにしても映像特典の予告はひどい出来だった。
ともかく面白い映画が年明け一本目で良かったと思う今日この頃。

久々のお買い物

いやはや、こー極貧生活が続くとたった数万円の買い物でも一大決心が
必要なもので、今回の買い物も半年想い続けての出費でした。

使用中の愛機、PowerBook G4が数年前よりへたり続けで瀕死の状態の上、
バックアップ用のハードディスクもいつ逝くかと不安な毎日だった為、
ついにLACIEの500GBのハードディスクx2を購入。

何せPowerBookの方がiTunesのデータで一杯な状態で残り3GBくらいの
状況でだましだましやってきたのだが、バックアップ用のハードディスクが
飛んだら作った曲のデータやら何やらがすべてオシャカとなるので、
ここは思い切ってと云う事で今回に至る。

iTunesのデータを外付けのハードディスクから読み込む様にしてPowerBookを
軽くしたら少しはサクサク動いてくれる様になれば良い。

と云うか早く新しいMacが欲しくてたまらんのだが、いつになる事やら。
あぁ、CS4も欲しいなー。

データの管理って大変だなぁ〜と感じる今日この頃。

皇居 2008

今年も恒例の皇居巡りをする。

数あるパワースポットの一つらしいので、毎年9月〜10月の間に皇居をひとまわりするのだが、今年は多忙の為に訪れる機会を失っていた。
そのせいか、今年の冬の初めはなんだか悪い事が多かった気がする。
無意味な忙しさやら、訃報やら、挙げ句の果てにしらふで転倒し人生初となる救急車に乗ったりと散々であった。
そんな訳でこれではイカンって事でようやく皇居へと赴く。

Imperial Palace 01

この日は何とも気持ちの良い晴天にめぐまれた上、逆転しまくりの生活リズムに鞭を打ち、敢えて早い時間に訪れた為かいつもとはまた雰囲気の異なる景色に和まされる。
お堀に反射する太陽がキラキラと美しいのだ。
夜型人間としては久々な、そして新鮮なお日様との邂逅を果たしたのであった。

Yasukuni Jinja

通例通り、皇居をお堀に沿って反時計周りで行き、九段下にて一休憩の後に靖国にて参拝。既に正月準備に慌ただしい様子であった。
当初、近代美術館へも行く予定だったが、あまり魅力的な展示はなかった為、今回はパスした代わりに千鳥ケ淵戦没者墓苑を訪れる。
都会の喧騒の中、ひっそりとした空間に思いを馳せる。
青々とした苔がその静けさを物語っている気がしたのだ。

Imperial Palace 02

終盤に差し掛かるとなだらかな下り坂からの絶景をを眺めつつ行く。
曇った日や、雨の日に来る事が多かったので、この見渡しの良さは新たな発見であった。
無事この日もひとまわりして有楽町をぶらぶらしてから地元へ帰る。
いい加減、良い事がありますよーに。

そんな今日この頃。

songs for the broken hearted

Songs for the Broken Hearted

Windy & Carlの”Dream House/Dedications to Flea“に続く3年ぶりの新作を聴いてみた。

ここ最近の作品では一曲が長めのドローンチューンが多かったのだが、今回は10曲入りで、比較的短い曲で構成されている。
長いのももちろん好きなんだけれども、Windy & Carlはやっぱり歌が入っていた方が個人的には好きである。
しかも今回のは全曲繋がっているみたいで、更に素敵である。
ボソボソっとした歌の曲とドローンな曲がバランスよく織り交ぜられているので、近年の作品の中では聴き易い方かもと思ったりする。

知らない間にWindy & Carlのwebsiteもリニューアルされていた様です。
多分、Krankyもののサイトを多く手がけているBrainwashedってところが作ったやつだと思うのですが、こーゆーシンプルなサイトがやっぱり好きですね。
以外と手の込んだオブジェクトがさらっと配置されているだけのサイトですが、このくらいがしつこくなくて良い。

Windy & Carl website

Windyのソロっぽいのも出た様で、そちらも聴いてみたい。

そんな今日この頃。

名画座番外地「新宿昭和館」傷だらけの盛衰記

Webの制作・管理をさせて貰っている川原テツ氏の
"名画座番外地―「新宿昭和館」傷だらけの盛衰記 (幻冬舎アウトロー文庫)"
が12月3日に文庫版として装い新たに発売された。

名画座番外地

と云う事で久々に読んでみたのだが、相変わらずのボキャブラリーの多さに
ついついニヤッとしてしまう場面が多い。
場末の映画館を知らない人でも読み物として大いに楽しめるであろうと感じる
理由としてはやはり氏の人柄やセンスなどの魅力が溢れているからであろう。
この人はドSでありながら、本当に優しい心の持ち主なのだと否応無しに感じさせるのだ。
これは昭和館の人々ほどではないものの、交流を持たせて貰っている僕の
個人的な、率直な意見でもある。
更には度々感じる氏の礼節を常に重んじる姿勢は昭和館や米子ちゃんや様々な人から
学び、そして人格形成された結果であると思われ(もちろん本人ではないのでそのすべては
把握できかねるが)、それを僕としては尊敬せざるを得ないし、だからこそ氏が好きなのだ。

今回、再び読んでみて僕の中にはキーワードとして”経験”の二文字が浮かんできた。
この本に描かれている事はまぎれもなく氏の実経験に基づくものであり、だからこそ
描写に深みが生まれ、こちらの胸に突き刺さってくるのだ。
個人的に知識と云うものについて考える事が多いのだが、大学等に入って知識の幅を
広げる事は当然悪い事ではないし、むしろないよりはあった方が良い。
そうかと思えばドストエフスキーの「未成年 (新潮文庫)」の中のマカール老人曰く、

“わたしは思うのだが、学問をおさめるほど、ますます退屈になるものらしい。ま、考えて
みなさい、世界が生まれてからこのかた、いろいろな人がいろいろ教えてきたが、世界がいちばん美しい、そして喜びがいっぱいの住居になるような、なにかいいことを教えてくれたかね?〜”

に対しすべてとは云わないまでもやっぱり納得してしまう。
つまり何が言いたいかというと、経験は机上の知識に勝ると思うのだ。
知識のないせいで人生を成功させる事が出来なかったとしても、机上の知識を
ひけらかす人間よりは美しいと思うのだ(多少乱暴だとは思うが)。
知識自体は悪い事とは思わないが不遜であってはならない、ましてや他人を見下しては
ならない。そう云う意味で残念に感じてしまう人は世の中に多々いる。
氏の如く痛い経験をしてこそ、その言葉に重みが生まれるのだろうし、本当の意味で
他人に気を遣える人間になれると思うのだ。
氏は多分、自分はそんな完璧な人間じゃないと言うであろう、確かにその通りである。
誰しも嫌な部分は持っている筈ではある、が、本当の不遜な人とそうでない人の間には
確かに明確な区切りがあると感じてしまうし、少なくとも氏を知る者としての感想と
しては氏に不遜の影は見受けられない。
もちろん人間がどう変わっていくかは知る由もないし、氏にしてみたって時には間違いを
犯すかもしれない。
しかし、今作の楽日の章の米子ちゃんのスポットライトのシーンはまぎれもなく
氏の本心であろうし、経験なくしての想像からではここまで人の心に訴えてくるものは
出てこないと思うのだ。
だからこそ、僕は経験を支持するし、そうありたいと願うのだ。

このところ悲しい事や色んな出来事が僕のそばを通り過ぎ、いささか疲れもしている
のだが、これも経験なのである、どうにもならない様な仕方のない事の連続でも、過去を
引きずりながら生きるとしても陽気に生きて行く事が大切な気がするのである。

ほころびがあったとしても美しい瞬間が生きているうちにはあるのだと感じた
今日この頃。

追記

文庫本発売に併せて"川原テツ – official website"もコンテンツを色々と増えました。
本には描かれていない昭和館のエピソードやら多数アップされています。

http://kawahara-tetsu.com/

やるせない

ただ残念なばかりである。

合掌。

怒りの日

最近ひたすらヴェルディのレクイエム – 怒りの日ばかり聴いている。
なんだか、こー云う上がってくる感じの曲は本当に好きです。
上がってくるなんて不謹慎な感じですが、本来の意味は以下みたいな感じらしい。

怒りの日(ディエス・イレ/Dies irae)とは、キリスト教の終末思想の一つ。世界の終末の日に過去の全ての人間を地上に復活させ、天国に行けるか地獄に落とされるか、その生前の行いに審判が下される日を指す。

確かに。
この曲聴くと、何故かエヴァンゲリオンやらデスノートやらを連想しちゃいます。
いやはや、貧相な連想だと我ながら感じるところではあるが、面白いもんです。
ちなみに”Dies”ってラテン語で”日”って意味らしいですね。
YouTubeに歌詞のテロップ付きの動画があったんですが、曲調もあいまって
“Dies”のとこが”Die”に見えてなんかデス・メタルっぽいと思ったりもするこの曲。
確か”バトル・ロワイアル“かなんかでも使われていましたね。

寒くなったからでしょうかね。
そんな今日この頃です。