大殺界なので

雨の降る中、皇居へ行く。
数ヶ月前にも一度行ったのだが、その時は外堀を
反対に回ってしまい、ひどい目に遭う。
江戸のお城のお堀は、気を増幅させる為に渦巻状になっている
のだそう。詳しくは知りません。
で、今回は正しいと思われる方向で行きました。

六星占術的には今年の私は大殺界のど真ん中で、さらに10月は
もっとも悪い時期らしく、要するにビビりまくりの気休めです。

先日、成田山にも行きました。
既に職なしの今日この頃、これ以上悪い事は起こらんでほしいと
思うばかりである。

しかし雨の皇居は風情はあってよろしい。
近日中に御苑制覇をしたいものである。

カラマーゾフの兄弟

新・習劇 第7回 『カラマーゾフの兄弟』
「パイナップルの砂糖漬けが大好きなんですもの。」

何度目かの「カラマーゾフの兄弟(新潮文庫)」を読んでおり、本日読み終えた。
去年の終わり頃に聖書を読み始め、初めて聖書を経て読んだ今回はいささか理解も深くなった気はする。
相変わらず、ゾシマ長老の言葉には頭が上がらないし、「反逆」〜「大審問官」の章では何度でも圧倒される。
不遜であったり、批判的であったり、冷笑的な人間になりたくはないと日々思ってはいるのだが、なかなか意思の弱さを克服できない今日この頃。まだまだ修行が足りんと思うのである。

で、ドストエフスキー占いと云うのがあったのでやってみた。
ちなみに結果は、

イワン・カラマーゾフ型のひきこもりです。つまり天才的ひきこもり。
悪魔の出現に注意しましょう。

だそうです。

北の国から

新・習劇 第6回 『北の国から』
「子供がまだ食べてる途中でしょうがぁ。」

TVシリーズ〜2002 遺言までを約1ヶ月、毎週観続け本日終了。

何度も観ている為、内容も分かっているのにやっぱり泣かされた。
術中にはまっている自分を情けなく思いつつ、やはり面白かったと感じる。

遺言の吾郎の言葉
「金を追わずに幸せだけを見ろ。」
との言葉に異常に感銘を受けた煩悩だらけの私です。
物事の本質を明確に見極めたいと日々思っている。

see you in a dream

新・習劇 第5回 『see you in a dream』
「ダーダーダーダーディディディダーディディディダー。」

中村八大の名曲を大友良英がプロデュースし、さがゆきが歌うアルバム「see you in a dream」の一回限りのライブに行ってきました。 ライブは3月くらいに行った、Town & Country/Tapeの東京公演以来。
場所は江東区森下文化センターと云うかなりローカルなところで、キャパは150〜200人くらい。当券も結構残っていた様子。
年齢層の高い人々の中、ビール片手に、ゆったり座って観る。
ライブは総勢12名の大所帯で各人が複数の楽器をこなし、完成度は私がいままで観たライブでは1、2を争うものであった。
名曲「上を向いて歩こう」をはじめ、「いつもの小道で」「遠くへ行きたい」「雨の遊園地」等をさすがはプロであると云ったクオリティで演奏。
もしもビートルズの「サージェント・ペパーズ〜」のライブがあったらこんな感じだったのかもと云う印象を受ける。
「太陽と土と水を」では大友良英のFlying Saucer Attackばりのフィードバックとさがゆきのオノヨーコばりの歌でもの凄いテンションになる。昔観に行ったSpiritualizedのライブを彷彿させた。そのまま繋がって「どこかで」が始まった時は感動して半泣き状態でした。
アンコールで「夢で逢いましょう」を演奏して終了。
永六輔が来る噂があったみたいだけれども来ていなかった様である、残念。

斜め前の人が寝ていて左右に派手に揺れていたらしいのだが、気づかないほど集中した本当に素晴らしいライブであった。

中村八大+永六輔の作品集が欲しい。

日本のいちばん長い日 / 肉弾

新・習劇 第4回 『日本のいちばん長い日 / 肉弾』

「死んじゃ駄目だよ、兵隊さん。死んじゃちゃあなにもかもおしまいだ。」

靖国問題がヒートアップしそうな今日この頃、もうすぐ8月15日である。

私はもちろん戦争を知らない世代である。731関連の本も読んだ。しかしアジア諸国の反発にはいささか納得がいっていない、特に若者たちのそれは、少しおかしいとさえ感じる。だから、まず実際に体験した人の話に耳を傾けるべきなのだ。

私の最も好きな監督の5人の中の一人、昨年2月に他界した岡本喜八監督の68年公開作品が今回取り上げる『肉弾』。前年にこれまた名作の67年『日本のいちばん長い日』。私はこの2作品がとても好きである、要するに納得がいくのである。

終戦間際の日本の上層部をシリアスに描いた『日本のいちばん長い日』。

終戦間際の日本の末端をコメディで描く『肉弾』。

この対象的な2作品は他に類を見ないほど素晴らしい。戦争を知っている喜八監督の言葉だからこそ、納得がいくのである。

私が喜八作品に出会ったのは23歳くらいと結構遅く、それまでは単館系の映画ばかりをとにかく毎日の様に観ていた。初めて観た岡本作品は『近頃なぜかチャールストン』、こちらも戦争の生き残りをコメディタッチで描いた作品だが、まず開始してすぐにエンドロールが始まったのになんだこりゃと思いました、日本にもこれほどまでに面白い映画をつくる人がいたのかと。今、考えるとまったく逆でこの時代の日本の監督が世界に与えた影響はかなり大きい。そんな訳で日本映画に興味を持ち始め、○草東宝のオールナイトにも頻繁に足を運ぶ様になる。ここで観た『日本のいちばん長い日』は凄かった、何が凄いかと言うと、観客の大多数が浮浪者で、まぁ、恐らく戦争を経験してきているであろう人々。その後、浅○の別の映画館に勤める事になり、この様な人々は大体、宿代わりに寝に来ている事が分かったのだが。

この一例からとってみても戦中派の生命力は強い。とは云え働いている時に座席で死んでる人見ましたが。多分、凍死か餓死か、私の嫌な経験の一つです。

『肉弾』の寺田農が演じる主人公の「あいつ」はまさしく喜八監督自身の分身であり、古本屋の親父の笠智衆の語る「死んじゃ駄目だよ、兵隊さん。死んじゃちゃあなにもかもおしまいだ。」と言う言葉は説得力がある、なるほどと素直に思えるのである。

と全く解説にはなっていないが、日本人として観ておくべき映画の一つと私は位置している。今の時代にアルチザンはどれだけいるのか、あらためて偉大な監督を失ったのだと思う。

Star Wars

新・習劇 第3回 『Star Wars』

「フォースと共にあれ」

WOWOWでスター・ウォーズを一挙放送していたので、なんだかんだで全部観てしまった。昼頃から約14時間、休憩5分ずつでなかなかキツかったが、なんとも地味な達成感である。最後は罰ゲームみたいな感じがしましたが。

はっきり言ってSWの内容は面白くない、世の中にはそう思っている人も少なくはないと思う。それでも観てしまうのは、一種のお祭りみたいなものだからであろうか。劇場公開する度に世間は異常な盛り上がりを見せたし。ハリー・ポッターやらマトリックスなどの続編ものもあるが、70、80年代から続くものはSWを含め数少ない、もうここまでの社会現象を巻き起こすものがなくなったのはやや寂しい。

エピ3は昨年公開時に観て以来2度目、なかなかドラマチックな展開で面白かったが、SWに出産シーンはいかがなものかと。 いやはや、しかし疲れた。

’05-’06 UEFAChampions League Final

新・習劇 第2回 『’05-’06 Champions League Final』

「クーマンが決めた!クーマンが決めた!」

素敵なオープニングである。

5月17日に行われた’05-’06 Champions Leagueの決勝戦、バルセロナ対アーセナルをバルサTVでの再放送を観た。

スカパーのバナーを取り付けたので、何となく紹介。

今年のCLは実に素晴らしい組み合わせである、横綱同士の対決。去年のリバプールも素晴らしかったが、さらに盛り上がった。

近年、実力はあるのになかなか良いところまで進めなかったアーセナルの初の決勝。今季はホームのハイバリースタジアムの最後の年であり、チームとしても思い入れが強かったであろうと思うので、決勝に姿を現したのは非常に嬉しく思う。

バルサに関してはもはや説明不要の強さの今季、当然決勝まで行くと思ってました。ラーションのバルサ最後の試合がCL決勝と云うのが嬉しい、本人とすればなおさらであろう。

今期は若手の台頭も目立った気もする。バルサは怪我で戦列を離れているとはいえメッシの働きはかなりのものであるし、イニエスタも素晴らしい、最も好きな選手でもある。アーセナルは断然セスクだろう、ビエラの移籍もなんのそのの活躍、スペインファンとしてはこう云う選手が出てくるのは嬉しい。そんな若手じゃないがフレブも今季は効いてたと思う。エブエもね。

今更なので、ネタばれ覚悟で以下。

しかし試合前のChampions League Anthemは鳥肌が立つ。前半17分にアーセナルのキーパーのレーマンの一発退場劇、イケメンのピレスが下がる、残念。11対10で劣勢かと思われたアーセナルだが、前半37分に今期は悲しい事が沢山あった『ガラスの心』キャンベルの男気ゴール。鳥肌立った人は世界中にいたと思います。アンリが来季はバルサ移籍かと噂されての決勝戦であったが、プジョルがガツガツディフェンスに行くのはまた気持ちが良い。それにしても1人少ない状態でただでさえ繋ぐバルサの支配率を上回るのは難しい、時間が経つにつれじわじわと押されてきているのが感じられる、そして雨が降り始める。後半31分、アーセナル死守もむなしくついにバルサが途中交代のラーションのポストプレーからエトーのゴールで同点。雨はさらに激しさを増し、雰囲気が出てくる、まさに決戦。そして同点弾からわずか4分、後半35分またまたラーションからまたまた途中交代でミラン戦で空振りのあったベレッチの勝ち越しゴール。バルサは交代選手がことごとく当たっていた、それに反してアーセナルは外れていた気はする。このまま試合は終わりバルサの優勝。最後にビックイヤーを掲げグラウンドを回る時にバルサ・アンセムを流すあたりスタッド・ドゥ・フランスの粋な計らいも好感触であった。クライフの時代は越えたか? スター選手は増えたんではないかな。

この試合は当日にフジTVの中継で観ていたが回線状況が悪く、度々映像が乱れていた。さらにひどいのは勝ち越し点取ったあとくらいから10分くらい会場のスタッド・ドゥ・フランスの全貌の静止画を延々観させられた。おまけに最後のビックイヤーを掲げるところはめざましTVが始まる時間で打ち切り、さすがに頭にきて、その日は寝られませんでした。民放の実況もなんだかプロレスの実況みたいで好きではない。それにくらべバルサTVの倉敷保雄の実況と金子達仁の解説のコンビは落ち着いていて、語り口調も優雅で情報量も多く素晴らしい。

アンリ…CLもW杯も決勝で負けちゃってかわいそうでした。

Twin Peaks

私の地元には習志野劇場と云う映画館がありました、最盛期は3、4番館として、末期は地元の歓楽街化の波に流されポルノ劇場へ。少年にはいかがわし過ぎで中へは入れず終いでした。結局、市に潰された結果にはなりましたが、かつて我が街にも映画館があった喜びと、その精神を継承して、半ば支配人気取りでその時々気になる作品を取り上げて行こうと思ったりする。

新・習劇 第1回 『Twin Peaks』

Twin Peaks

「ぅレぅぇッツ、ぅロォォックぅ。」

昨年の冬あたりから続く、誰かさんとのシリーズ物の鑑賞会。事の発端は私の所有する『ツインピークス 1stシーズン DVD BOX』を見てしまってからだったような。1stシーズンはとんでもないところで終わるので、誰かさんもさすがに気になったらしく続行する事に。私としては5回目くらい。

いまさら説明不要の今作ですが、毎回監督違う割にはうまくまとまっており、一見の価値ありです。デビッド・リンチらしさは随所にうかがえるし、リンチと作曲家バダラメンティがプロデュースしたジュリー・クルーズのアルバムも素晴らしい。前作『ブルーベルベット』の頃にリンチがThis Motal Coilの音楽に影響を受け、バダラメンティと共にクルーズを見いだしたらしい。

ちなみに私のBest 5に入る作品です。

犯人が分かる2ndシーズン以降、視聴率もガタ落ちで本国では打ち切られた様ですが、幸い日本では最後まで放送しておりました。当時、私は中学3年生くらいで、数少ない楽しみが土曜の夜中のツインピークス。コーラ片手に土曜の夜をエンジョイしてました。見るからに友達のいなそうな切ない少年でしたが、そのお陰で得たものも少なくはない。

そもそも全部見ないと絶対に内容はわかりません。よく劇場版『ローラパーマー最後の7日間』を意味不明とかつまらねぇと言う人でTVシリーズ全部見た人に未だかつて出会った事がない。もったいないと思いつつも、人の事なのでいつもスルーしているが。

『最後の7日間』にローラの部屋に飾ってある天使の絵は私もプリントアウトして部屋に飾っております。

いくら好きと言ってもキャラの好き嫌いはあります。小人と丸太おばさんは大好きです、ネーミングが素敵です。ジェームスと云う若者は終始いけ好かなかった。それにしても個性的なキャラは多い。まさに群像劇である。

頭のおかしな人は視点が違う、本人はいたって真面目なのであろうが。表現の難しさを改めて知る事のできる長編映画である。

曇りの寒々とした世界観が好きな方は是非。

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